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一瞬の風になれ 第三部 -ドン-
・佐藤 多佳子
【講談社】
発売日: 2006-10-25
参考価格: 1,575 円(税込み)
販売価格: 1,575 円(税込み)
中古価格: 1,079円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・佐藤 多佳子
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カスタマー平均評価: 4.5
爽やか 題材にふさわしいリズムのよい読みやすい文体で、普段読書に縁遠い人でも挫折せずにスルスル読み通せる長編青春小説。あまりにテンポ良く読めるので読後こんなに分厚い本だったのかと驚くほど。 少年たちの時代離れした純真さあまりの毒の無さに少し昔の少女漫画のヒーロー的違和感が無いでもないが、物語世界観に浸った後は丹念に取材を重ねた舞台のリアルさのなかで陸上リレー競技という一見地味なスポーツにあるチームの輝きとキャラの立った人物の躍動感はすばらしい。
読後感が実に爽やかであるという点で一級品だが、やはり関東大会で終わるのはどうかと思う。
すがすがしい気持ちになります 本書は3つの本からなり,高校1年から3年までの生活が描かれています。
その3冊目。主人公のみならず,その他の登場人物の成長も見逃せません。
私がこの本の好きなところは,新二と連の友情です。
よけいなことは言わない。でも,苦しいときに大切なことを言ってくれる。
この2人の関係に感動します。
さらなる魅力は新二の人柄。
偽善ではなく,純粋に人に優しくできる彼はとても魅力的です。
まっすぐな青春を描いた作品。
過去に戻ってもう一度やり直したくなる気分にさせます。
広がりのある、伸びやかな作品。 本を読んでいて、時の経つのを忘れる(比喩的な表現ではなく、現実に)のは、ずいぶん久しぶりのような気がした。
本を読んでいて、こんなに手に汗を握り(これもまた比喩的な表現ではなく、文字通り)、息を詰め、心拍数の上昇を感じたのは、――もしかしたら初めてかもしれない。
それほどの、緊迫感、臨場感。
ふとした描写に、そこはかとなく涙腺が緩むのも、知らぬ間に感情移入しすぎ、物語世界に入り込みすぎてしまう(自分が実体験しているかのような錯覚に陥る)のも、第一部、第二部から変わらない。
圧倒的な筆力、いや、むしろ引力。
この第三部のクライマックスのために全てがあったのであり、第一部、第二部はあくまでプロローグに過ぎなかったようにも思えてくる。
それくらい、最後を締め括るに充分な、満足感、充足感。
広がりのある、実に伸びやかな作品だった。
こうした作品を読むと、小説を読んできてよかったとつくづく感じる。
文学の未来は明るい。
文学には、まだまだ可能性がある。
そう感じさせてくれる作品だった。
3部作の結末 結末は決まっているのにもかかわらずラストのレースは『勝つんだろ?勝ってくれ勝ってくれ?』と意味不明なことを考えながらドキドキして読みました。最後が以外にもあっさりと終わってしまいますが、やはり3作目が一番いいですね。
こんな場面で!?思わず涙 本屋大賞と聞いて読む気になりました。
最初ベタな青春小説ぽっくて、一巻の途中で投げ出そうかと。
翌日気を取り直し、再度挑戦。
そこらから一気にこちらも加速した感じ。
最後の巻の途中で思わず涙がこぼれました。
知らず知らずに主人公新二の母親みたいな気持ちで読んでいたのかもしれません。
だからお母さんの言葉にぐっときました。
連と新二 この組み合わせの妙 面白いですね。
二人の挫折を繰り返しながらのそれぞれの成長ぶりが楽しみというか、ハラハラ、ドキドキ。
サッカーのスター選手がいる家族、部の顧問、個性豊かな設定など周辺も面白い。
走ること、自分の肉体をより速く走れるように、訓練していくことの過酷さ。
速く走れたときの達成感。
運動オンチが、自分も一緒になって部活しました。
終わり方は賛否両論かもしれないが、全国大会、世界レベル、きりがないほど強力ライバルがいる。
闘いは果てがないし、いつかは限界を知る。
この先もがんばれ、新二!連!で気分よくここで終わるのがベスト。
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のだめカンタービレ (4)
・二ノ宮 知子
【講談社】
発売日: 2002-12-13
参考価格: 410 円(税込み)
販売価格: 410 円(税込み)
中古価格: 99円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・二ノ宮 知子
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カスタマー平均評価: 5
千秋の実績が世に知らされるのか 夏休み。
シュトレーゼマンにくっついて長野までやってきた千秋一行。
待ち受けるのは、マスタークラスのオケの講習。
なぜ、千秋が指揮棒をつかむのか。なぞ、もうシュトレーゼマンはなぞの生き物です。
ここまでだめな師匠はいないのではないかと思う漫画です。
それでも一歩一歩、地道に階段を上がっていく千秋。とその一行(のだめ含む)
まあ、よくぞここまで王道を外れた漫画が書けるものだと思って笑ってます。
二ノ宮先生、ナイスです。
ドラマと同じくらい…いやそれ以上! ドラマののだめにはまり、最近コミックを読み始めました。面白い!!ほんと漫画をドラマは忠実に再現したんだな?と実感しました。ホントは全巻読みたいけど、テスト前なんで4巻でやめときました。このままだとのだめワールドに吸い込まれる!と危機を感じたので…。それくらいのめり込んでしまいました。5巻からはテストが終わってから読みます♪のだめのためにも、追試にならないようにがんばるぞー!
いろんな秘密 第4巻は長野で開催された若手育成のためのニナ・ルッツ音楽祭がメイン。
シュトレーゼマンの弟子として参加する千秋、シュトレーゼマン推薦枠?で参加するのだめ・峰・真澄。
ハイ・レベルな環境でもまれて覚醒の萌芽をつかむ者、挫折感じる者、迷う者。
それぞれの環境でそれぞれの感じ方をし、それぞれの道に進んでいく。
のだめにとってはやや難ありの音楽祭ではあったものの、千秋にとっては後々の飛躍における大切な一歩となったのだった。
音楽祭の他に海ネタ、シュトレーゼマンの恋話ネタ、外伝的な「リカちゃん先生の楽しいバイエル」も収録。
いつもながらの迷い系青春音楽サクセスギャグ風味となっており、楽しく読了しました。
成る程なー 面白いです♪
難点を挙げるとすれば一冊すぐに読み終わってしまうということかな。
やはりのだめは一種の天才という設定なんですね。それも自分の才能をよく分かっていない。そこそこ弾ける程度の人が多い音大にこんな子がいたら目立つだろうけど、彼女の奇行が全てをギャグにしています。もっともストーリーから音楽を連想することは無理な事だし作者もそれは考えていないでしょう。千秋の指揮者としての才能もしかり。よーく分かるのが全然練習して来なかった峰君の状況かな。つい吹き出してしまいました。
出会いの第四巻
堅苦しいクラシック音楽の世界を、決して貶めることなく
笑えるマンガに仕上げた手腕は、高く評価されるべきだろう。
『のだめカンタービレ』出会いの第四巻である。
師匠シュトレーゼマンの口利きで、ニナ・ルッツ音楽祭に
参加することとなった主人公一行。
相変わらずの珍道中ぶりは健在だが、この後日本篇の
クライマックスを彩るR・Sオーケストラのメンバー、
バイオリンの三木清良や木村智仁と千秋真一との出会いが
地味ながらも、後に伏線として生きてくる巻である。
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コミックヴァルキリー 2007年 07月号 [雑誌]
【キルタイムコミュニケーション】
発売日: 2007-05-26
参考価格: 550 円(税込み)
販売価格: 550 円(税込み)
中古価格: 454円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 0
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盗賊の水さし
・今 市子
【集英社】
発売日: 2007-04-25
参考価格: 750 円(税込み)
販売価格: 750 円(税込み)
中古価格: 495円〜
( 通常4日間以内に発送 )
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・今 市子
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カスタマー平均評価: 3
水にまつわるオリエンタル幻想綺譚集 『岸辺の唄』『雲を殺した男』に続く、「オリエンタル・ファンタジー」シリーズの第3弾。水にまつわる中華綺譚のよう話が四つ、収められています。
話の器に盛られたエッセンスは詩情にあふれ、素敵な香りを漂わせたもの。もったいないなあ、惜しいなあと思ったのは、話の流れが分かりづらく、登場人物の関係がややこしかったこと。著者の最近の「百鬼夜行抄」シリーズでの話の分かりづらさを、本書でも感じました。
収録作品は、「盗賊の水さし」「苦い水」「浄土の水売り」「二つの井戸」の四篇。読みながら、水にまつわる次の物語を思い出しました。ユルスナールの『東方綺譚』所収の「老絵師の行方」。泉鏡花『夜叉ヶ池』。岡本綺堂『影を踏まれた女』所収の「清水の井(いど)」。本作品集と通じる水の音、水の響きがあると思うので、興味を持った方はどうぞ。
四つの話のなかでは、ややこしいストーリーではあったけれど、二番目の「苦い水」が一番よかった。主人公のランが、「百鬼夜行抄」シリーズの飯嶋律の面影を宿していたこと。SF色とファンタジー色とに彩られた、不思議な味わい深さを感じたこと。このふたつの点で、これは素敵な物語でした。
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しゃべれどもしゃべれども
・佐藤 多佳子
【新潮社】
発売日: 2000-05
参考価格: 620 円(税込み)
販売価格: 620 円(税込み)
中古価格: 297円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・佐藤 多佳子
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カスタマー平均評価: 4.5
自分を良いと言ってあげたい 生き方が不器用で、人とのつながりを求めているのに
うまく伝えることが出来ない人々が
一歩踏み出して、自分に対して「良いんだよ」と
言ってあげるまでを描いている作品。
「いわゆるハッピーエンド」的に
皆の問題が全部すっきりして万々歳ではなく、
むしろ解決すらしてない。
大切なのは一歩を踏み出すことで
それにより彼らが一段成長していくところに感動してしまう。
とはいえ、ベタな展開にいくのではなく、
物語の鍵になる落語と同様、テンポ良い語り口で進むので
さらっと読めつつも、読後に非常に気持ちよい気分にさせてくれる作品です。
成長+恋愛ドラマ 落語家三つ葉は、二つ目です。最近、物まねで個性が無いことを指摘され、ちょっと落ち込んでいます。そんな時、ひょんなことから4人の男女に落語を教えることとなります。
4人は、吃音に悩み仕事を失いそうな若者、自己表現が拙く失恋した女性、関西弁でいじめにあっている少年、それに不特定多数に話すことが出来ない野球解説者と、それぞれ悩みを持った人ばかりです。
話は、それぞれが、落語教室から、そして4人と三つ葉の交流から、少しずつ「成長」してゆきます。そうした人間としての「成長ドラマ」であると共に、裏には「恋愛ドラマ」でもあります。
文庫本としては、少し長めの小説ですが、とにかく読みやすく、一気に読むことが出来ます。同時に、場面、場面の描写の上手さから、すべてのシーンが目に浮かぶようです。良く出来た小説です。
落語を隠れ蓑にした現代恋愛小説 良くも悪くも落語を隠れ蓑にした現代恋愛小説。
匂いのエピソードがすごかった。
ちょっと五感の刺激された感じ。
映画も楽しみです。
「リズムのよい文章は読みやすい」の典型 何気なく手にとって読み始めたら止まらない。
要因はひとつ!話しも面白いが、なんたって文章のリズムがいい!
落語家である主人公 三つ葉の語りで進むのだから、落語調でテンポがいいともいえるが、いや、実際、リズムよく文章を書き進めるには書き手の技量が不可欠だ。
スイスイ文章を読み進めていくうちに、「この書き手、ただ者ではない・・・!」と思い知った。
登場人物はみんな無器用で、要領の悪い奴らばかり。
読んでいるこちらかすると、「お前、なんでそれがわからないのだ!」と意見してやりたくなりたくなった。
でも、それくらい無器用で、正直な奴らばかり出てくる話なので、各人物に愛情も湧く。
「頑張れ!もうちょっとだ!」と応援しながら、話しを読み進めることができる。
読みやすい文章で読者を惹きつけ、応援したくなる登場人物を描く作者、なかなかの手練れである。
無い自信を付けるには? 基本的には二つ目の落語家・今昔亭三つ葉を主人公にした人間模様なのだが、
あるきっかけで『話し方』を会得する為に主人公から『まんじゅうこわい』
を習う事になった一癖も二癖もある登場人物たちを描いている。
・緊張するとイップスになってしまい、吃音が出てしまうテニスコーチの従弟
・性格の取っ付きは悪く、いまいち素直になれない女
・勝ち気で自分たちの世界で戦う(決して『いじめ』とは認めない)関西弁を操る子供
・現役時代はヒール役で代打の切り札だったが、舌足らずで解説もろくに出来ない元プロ野球選手
彼等4人に共通しているのは『自分が本当に手に入れたいものが手に入って
いない』ということだ。それに教わっている彼らだけではなく、三つ葉自身も
高座の時は無意識でも語る事が出来るのに、柄にも無く自分が好きな人に思いを
打ち明けることが出来なくて悩んでいる姿が切ないながらも何だか可愛らしい。
他人には何でも無い事でも、本人にとっては大問題で、そんな事を互いに
思っているさまが滑稽に見えるが、自信をつけるとはどういうことか?自信を
つけるにはどうすればいいか?と言う事を考えさせられる。
ちなみに原作では三つ葉が挑む師匠の十八番は『茶の湯』なのに、映画の
公式サイトでは『火焔太鼓』になっているのが気になるけれど…。
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クリムゾン・スペル 2 (2)
・やまね あやの
【徳間書店】
発売日: 2007-03-24
参考価格: 560 円(税込み)
販売価格: 560 円(税込み)
中古価格: 732円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・やまね あやの
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カスタマー平均評価: 5
待ち遠しい??? 続きが???と叫びそうになる展開でした(苦笑。
待ちに待った2巻目!!
斑紋が出る事もハヴィにバレている事も分かり、さぁこれからどうなる?とワクワク続き読んだら・・・拾い者あり、囚われあり、正しく大騒動の2巻(汗。
記憶が戻る当ては無し、バルドと言うよりもバルドの中の魔獣クンが自分のモノ(=ハヴィ)取られたレベルで暴走するわ盛り沢山。
1巻から2巻までの発行が結構在っただけに待ち時間が長そうですが、買って損しないと思います。待つ時間も楽しいです(読み返して耐えましょう・笑)。
素面バルドに初ちゅうだったのに・・・ね? 待ちに待った2巻!!!
『クリムゾン・スペル』も旅の途中で拾い者(誤植じゃないよ)をしたり、
合流したりでなんだかRPGっぽくなってきたけなぁ。
今回は、とある村で魔族の大暴れに遭遇したバルド一行が戦っている最中、
熱中しすぎてバルド変身しかけちゃいます。
それを沈めようとハヴィは素面バルドに初ちゅう・・・。
当のバルドは『バルドはこんらんした』(byドラ○エ)的な状態になり変な雰囲気に。
そうこうする内に色んな意味で頼みの綱(読者的にも)だったハヴィが連れ去られ・・・。
触手あり、檻越しHありと盛りだくさんです。
合間にふんだんに盛り込まれているギャグも結構好き。
特に今回は初登場ギルが笑える。敵なんだけどおバカすぎる・・・おもろい。
檻ごしのッ‥! いやぁ、今回もやまね先生の美麗イラストにやられました(^ε^)☆!!本当に素敵ですね。この二巻はバルド&ハヴィの仲に何かが起こる?!ってかんじです。それにしても魔獣バルドとハヴィの檻ごしの・・・は良かったですね。
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年俸5億円の社長が書いた 儲かる会社のすごい裏ワザ
・平 秀信
【アスコム】
発売日: 2007-01-31
参考価格: 1,575 円(税込み)
販売価格: 1,575 円(税込み)
中古価格: 1,100円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・平 秀信
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カスタマー平均評価: 4.5
自分に当てはめて発想し易いです 私は顧客を増やすための参考に購入しました。前半は営業の方の参考になるかと思いますが、私の場合、後半の具体例に惹かれました。ご自身の会社だけでなく、他社の成功例も書かれているため、どれかは自分がやるべきことに当てはまるのではないでしょうか。それだけでも価値があると思います。
経営者にもサラリーマンにも役立つ 本書は平秀信氏が会員向けに発行していた
ニュースレターを元に作られたものである。
お金を払ってニュースレターを読んでいた人にとっては
出版されたことがショックに違いないが、
それ以外の人にとっては、とてもラッキーなことと言える。
ビジネスを行っている人であれば、
経営者にもサラリーマンにも役に立つ内容が満載の良書である。
神田メソッドのまとめ的な本 この本に書かれているノウハウは、平さんの師匠、神田昌典氏の
ノウハウをざっとまとめた感じ。
一つ一つの内容は、そんなに深く掘り下げているわけでなく、
エッセンスを抽出した感じがします。
今まで神田本を読んだことのない人や、神田メソッドの復習をしたい人には、
「目からウロコ」な学びをたくさん得られると思います。
と、偉そうに言ってる私は、神田氏の本や教材は結構読んでいます。
が、この本でも「チェックしておこう!」という部分が
20ヶ所以上ありました。
やはり復習は大事ですね。
神田メソッドの復習に役立ちました。(^^♪
平さんがわざわざ書く内容ではない 今の平さんがこの内容で本を書く必要はもうないのではないかなと思いました。
この手のエゴ丸出し&金持ち成功&顧客獲得ノウハウ本は
まだギラギラしている若手にでも書かせておけばいいのではないでしょうか。
平さんには昔の明日のジョーに戻ってほしいですね。
今の彼にしか書けない本があると思います。
灰になる・・・あの彼の生き様が私達の心を打ってくれるのですから・・・。
一つ 一つだけ言わせて貰えば、この本を読んでも年商五億円にならない。どうせなら10億円儲かる方法を見つけだそうと思って読む気合が大事だ。あくまでも参考だ。
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林住期
・五木 寛之
【幻冬舎】
発売日: 2007-02
参考価格: 1,470 円(税込み)
販売価格: 1,470 円(税込み)
中古価格: 999円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・五木 寛之
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カスタマー平均評価: 4
静かに語られる滋味ある言葉 「林住期」とは、人生を四分して、それぞれの時期における生き方を示す古代
インドの思想の中で、「学生期」「家住期」と「遊行期」の間に当たる時期を
指すのだそうです。一般的な日本語で言えば、初老から老年に至る時期ですが、
「林住期」と呼ぶことで、あくせく働く時期を過ぎ、人と競うことをやめ、静
かに人生を楽しむ時期に入ったことを感じさせてくれるように思います。
「なによりも、五十歳からの二十五年間こそ人生のもっとも豊かな時期になり
うるという可能性を想像することである。実際に社会から身をひく六十歳を、
人生の『臨終期』のように考えることをやめよう。」
これが、『林住期』で提唱しようとしている思想をよく表していると思います。
中身の印象としては、考え抜いた結論を書いているというより、著者自身が書
きながら考えている、思索の過程を見せられているようにも感じました(特に
うつ病に関する考察はもう少し調べてからの方がよかったと思います)。この
本を人生の教科書と捉えるのではなく、時には五木氏に突っ込みを入れながら、
「林住期」の生き方を一緒に考えてみるというのがいいかも知れません。
穏やかでユーモラスな語り口、所々に挟まれる滋味ある言葉はさすがです。
問題提起の書 いつものキレがない。
どこに着地していいのか迷っているような印象を受ける。そもそもインド社会の四住期を現代の日本にあてはめるには無理があるような気がする。現代日本社会はインドのような濃厚な宗教社会ではないからである。それは現代日本社会のモデルとは成りえず、あくまでも一つのアンチテーゼとしての役割しか持ち得ないのではないか。そういう意味で本書は結論を説く本ではなく、問題提起の書として受け止めるべきであろう。
いつも若い、、、 インドからの言葉でわりとしられてはいる。
安寧に身をゆだねるという人としての最後は
みなこんなんだったらいいですね。
ご夫妻そろっていつまでもながいきしてほしい。
80才90才の五木寛之の作品も読みたくなってしまった。
一読推薦です。
「第三の人生」を迎える、ということ
古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。「学生期(がくしょうき)」、「家住期(かじゅうき)」、そして、「林住期(りんじゅうき)」と「遊行期(ゆぎょうき)」。「林住期」とは、社会人の務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第三の人生」のことである。
この五木寛之の『林住期』は、母親の衝撃的な死を告白し、「私は悪人である」と自己規定するなど、やや重いテーマを背負っていた『運命の足音』(02年、幻冬舎)とは違って、少し肩の力が抜けたのかな、と私には思える。本書の扉にある前述の「四住期(しじゅうき)」という考え方は、紀元前2世紀から紀元後2世紀あたりの古代インドで生まれたそうである。そして、五木は、人生のクライマックスは50歳から75歳までの「林住期」にあるのではないか、という。
もとより、本書は「林住期」についての指南書ではなく、五木の問題提起に対して解答を出すのは私たち自身である。だが、「更年期」や「鬱」、「健康」や「呼吸」の問題などを、私たちに気付かせてくれている。それらを受容するか否かは別として、「一番重要なのは、人生の後半をオマケと考え、峠を越したり下り坂と考える思想を打ち破ること」(あとがきにかえて)にある。五木と同年生まれのさる作家は、「老いをしっかりみつめて味わう」と言いながら、公私を弁えない「権力の亡者」となり果てたが、五木に関しては「看板倒れ」ということはないだろう。
定年は、人生の臨終期ではない。 執筆活動やテレビの寺社めぐりで、元気に活躍している著者が、もう75歳になっていることを本書で初めて知りました。その著者が、人生100歳時代での新しい人間観、特に今までの50歳以後の人生の価値観を変革し、新たな生き方を提案しています。
50歳以後はオマケでなく、それまでの全てのものが、一体となって花開くとき、黄金の時期と捉えるべきだそうです。確かに50歳を境に心身の衰えはあります。そのために著者は養生法として、呼吸法や腰痛を防ぐ腰・膝の使い方また体の内部からの異常を知らせるメッセージに耳を傾けることを勧めています。日々小さいことでも「気づき」ながら積み重ねてすることが、もっとも大事なようです。
著者が実践している体験からの話です。しかも他の著書と同様、読者の側にいて暖かく話す口調を感じます。該当年齢者ではない人にも、説得力はあると思います。
「この世は思うようにはならない」という著者の考えが形作られたであろう少年時代の回顧は、悲しく心に沁みます。またその苦しい考えを受けとめたのは、著者が肉化した仏陀の初期の教えのようです。これも納得できました。
枯れてはいるが命の立ち上がる気配があるひまわりの絵が、本書の扉絵として載せられています。奥さんが描かれたそうです。羨ましいほど本書のモティーフと鮮やかに合っています。
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生徒諸君! 教師編 12 (12)
・庄司 陽子
【講談社】
発売日: 2007-05-11
参考価格: 420 円(税込み)
販売価格: 420 円(税込み)
中古価格: 150円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・庄司 陽子
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カスタマー平均評価: 3
理想と現実 最近の内容は、あまりにもできすぎていて面白みにかけます。
中学生があまりにも大人の考えを持ちすぎ。
確かに 今の子供たちは ませていると思うが
中学生は中学生なのだ。もう少しありのままの
中学生を描いてほしい。時代は変わっても
心はそんなに変わらないものだとおもうのは私だけでしょうか?
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金色のガッシュ!! 29 (29)
・雷句 誠
【小学館】
発売日: 2007-06-18
参考価格: 410 円(税込み)
販売価格: 410 円(税込み)
中古価格: 円〜
( 近日発売 予約可 )
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・雷句 誠
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カスタマー平均評価: 0
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